エルフって何?

エルフとは何か？ 西洋風ファンタジー作品には、「エルフ（Elf）」という、人間ではない人型の妖精が登場する。 最近は、これまでファンタジーものに関心のなかった人たちも、日本の漫画『葬送のフリーレン』や『ダンジョン飯』を介して、エルフという存在を知るようになっているとも聞く。

エルフと人間の違いは何ですか?

エルフは 人間 と似ているが、人間ではない種族である。 エルフは人間と比して、多くの長所を持つ。 イルーヴァタールによって、アルダにおける最初で最善のものとしてつくられたからである。 それゆえかれらは 長上族 （ Elder People ）と呼ばれ、病を得ることも老いることもせず、肉体をいちじるしく傷つけられなければ死なない。 背は高く、肉体は強靭であり、疲れをしらない。 しなやかに歩き、足あとも残さず、音もたてない。 感覚は鋭く、遠くを見、多くを聞く。 聡明であり、善良である。 その外面も美しく、また美しいものを多く見いだし、多く作り出した。 エルフと人間との決定的な差は、その寿命にあらわれる。 人間に寿命があるのに対し、エルフには基本的に寿命がない。

エルフの元ネタは何ですか?

エルフの元ネタは北欧に残る妖精の伝承である。 この地域には、人間に比較的友好的なものから敵対的で邪悪なものまで様々なタイプの妖精の伝説が残っており、これを整理することで20世紀以降のファンタジー作品に登場するエルフが完成していった。 この項目では、原型のエルフがどのようにお馴染みの姿に変わっていったかを解説していく。 学者にして凝り性の作家だったJ.R.R.トールキンは、ある時「架空言語を用いた物語を作ろう」と思い立ち、地球とはまったく異なる異世界を舞台にした『ホビットの冒険』、『指輪物語』といった作品を執筆した。 これらの作品は中つ国と呼ばれる架空の土地が舞台となっており、ここに生きる種族の1つとしてトールキンが参考にしたのが北欧に伝わる妖精たちだった。